いっきゅうです。
この前友人に引越しのアドバイスをしたので、この弱小サイトを見つけてくださった方へも情報をシェアしたいと思います。
実はいっきゅう、学生のころから引越し作業員のアルバイトをこなし、そのまま社員として働いていました。
ちょっとマイナーですが海外への引っ越しや事務所の引っ越し(業界では事務所移転と呼びます)などもやっていたので、ほとんどの引っ越しは経験しているかと思います。(自分自身の引越しはチョー苦手ですが、転勤予定者のご家族(奥様達)を集め、引っ越しの準備についてお話したこともあります。苦笑)
そんなその道のプロ?だった経験から引越しを安くするポイントについてアドバイスします。
一括サイトで安くできる方
「引越しを安くする!」というと皆さんはどうされますか?
たぶん「ネットの一括見積サイトで最安値を選ぶ」と言う方が多いと思います。
でもあなた、半分正解、半分不正解です。
主に単身者でそれほど荷物の多くない方(下見など不要で話を進められる方)は一括サイトは有効です。
一括サイトに荷物を登録しますが実際の荷物に若干の増減があっても引越し会社としては大体の作業の流れ及び所要時間が想像できます。
各社とも自分たちのエリアが決まっていてエリア内の建物は大体熟知しているので「どこそこのマンションは作業前の養生が大変だ」とか「あそこのマンションは高級マンションだから荷物が多いだろう」とかのわかるので経験を踏まえ大体の流れが予想できます。
作業的にも各社とも内容はあまり変わりません。
ただ、各社とも時間はピンで指定せず、午前・午後などの時間幅を持った回答が基本かと思います。
2人暮らしの1LDK辺りから見ないとわからんってことになり始めます。
下見の必要な引っ越しで安くするには
2人暮らし・1LDKあたりから実際に下見をしないと怪しくなり始めます。会社は1LDKまでは下見無しで見積もりと言うのでこちらも見積もりは出しますがどうしてもブレ幅を考慮した高めの見積もりとなります。
正確な料金となると下見が必要になり、下見一つで料金が大きく変わります。
下見で必ず確認しなければならない事は大きく以下の3点
- 家財の量・内容
- 搬出入ルート
- お客様及び詳細なリクエスト等
これらのことを踏まえつつ、もう一つ大切なことを伺います。
それは日程です。
これらを踏まえ当日の作業を想定しながら料金を算出します。
そして自分たちに都合のいい日程・時間でしたら価格を下げても取りに行きます。
なぜこのような事になるか、引っ越し会社の実態をお話しします
引越し会社の実態
ほとんどの引っ越し会社は固定の社員(ドライバー)&トラック および準社員のようなアルバイトを中心に回し、月末の週末や3月はアルバイトを募集して回しています。
3月の20日から4月第1週は日本民族大移動と言った感じで猫の手も借りたいくらいの業界ピークになります(特に小・中学校の終業式後の土日は最悪です)
この期間は1年で最大の稼ぎ時なので各社普段宣伝している「お得感」は微塵も見せず”繁忙期料金”なるものを取り入れて大幅な値上げをいたします。
運送業界は運輸省への届け出運賃前後10%でしかトラック運賃を値上げ・値引きできないので、人件費や資材費等の値上げが中心になりますが、お構いなしにすべて値上げする業者もあります。そのぐらい引越し業者が有利な時期です。
それ以外の時期に関しては
傾向1:毎月末の金曜・土曜・日曜辺りが賃貸住宅の方の引っ越しが多い。(通常賃貸住宅は入居時は日割りで請求されますが、退去時は月額料金で、日割りがないところがほとんどです)
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傾向2:商売をされている方、年配の方及び新たに新居を買われ移られる方は六曜などを気にされる方が多いです。
引越し会社もこれら需要を考慮して月末や週末の出勤を優先し、平日の休みを調整したりしていますが、3月のように黙っていても捌ききれないくらいの仕事が来るのならよいですがそれ以外は月半ばの平日はかなり厳しいです。場合によっては仕事のない日もあり得ます。
普段はないのにあるときは重なってしまう。引越しの需要はそんな感じなのです。
そんな中、ある程度の物量・金額があるお客で日程の融通が効くお客さんはとてもありがたいお客さんです。
引越しは回転が命です!
このようにお客の需要が大きく波があるなか、固定の車&社員を遊ばせないよう日々仕事を入れるのはかなり大変です。
前もって仕事を申し込んでくれる方が必ずともありがたいお客様ではありません。
なぜならばその前後にちょうどいい仕事があるかわからないからです。
- ひょっとしたら近所に小さな引越しの配達があるかもしれない。
- 開始時間を少し早めたら、午後にもう一軒引越しを入れれるかもしれない。
ない時は無いので、ある時はできるだけ効率よく工程を組みたいと各社とも思います。
そのなかで
- 自分の都合を主張し、妥協が厳しそうな方
- 実際の作業が時間がかかりそうな方
こういった方はどうしても料金が高めになります(と言うか、値引く根拠・金額が弱くなります)
逆に融通が利き、作業が読める(早めに終わる)方に対しては料金が安くなります
というか、このようなお客様は工程管理上大変ありがたいお客様なのでぜひとも押さえたいお客様です(値引く根拠・金額が強くなります)
引越しをする方も日程についてはなかなか選択肢が少ないかと思います。
賃貸の方でしたらどうしても月末になるでしょうし、役所や管理会社の退去確認に時間的制約もあるでしょう。
その中でも出できるだけ時間幅を取ったり、(もしショートカットになるなら)通常以外の搬出入口を大家に交渉したりすることは有効なカードです。
あと、下見時からできるだけ不用品を処分したりと整理整頓をし、引っ越しがスムーズに進む人をアピールしてください
注意!
ここで言っているのは嘘をつくのではなく、不用意に本来の貴方よりも低い評価・印象を引越し会社に与えないでくださいという事です。
実際にできないのに好印象を引越し会社に与え、準備不十分で引越し当日を迎えたり、下見時と異なる荷物量だと貴方も引越し会社も大トラブルになります。
事前に言いくるめて良いことは何もありません。
ブログなので下見・見積もりの内容に納得がいかず怒りのやり取りを載せている人がいますが、あまりお勧めできません。
どこもトラブルには敏感ですのでトラブル・炎上気質のお客様は敬遠されます。
具体的な敬遠方法は車や人を多めにし、作業スタッフを厚くするという事です。自然と料金が高くなりがちなので相見積もりでは他社へ流れてしまいます。
もし複数社へ下見見積もりをお願いした際、極端に料金の高い会社があった場合、とても心配症のスタッフだったのか、敬遠されたかの可能性があります。
下見・もうるさい方は時間がかかります)
また、過剰なリクエストもできない事があるので敬遠されます
いまフッと思い出したのが
服の箱詰めは白手袋をして触り、白薄紙(デパートとかで高級な服を包んでいる紙)でくるんで箱詰めして下さい。
キャッチャーがおもむろに立って敬遠です。
会社負担の引っ越し(転勤)で個人で2社見積もりを取らなければならない方へ
もし意中の引っ越し会社があり、もう一社高い見積もりが必要な場合はこの方法を使うのはありです
まとめ
まとめると引越を安くするおススメは以下の通りです。
単身者
- 荷物が少ない方はネットの一括サイトを
家族引越
- 荷物の整理ができ当日までに引っ越し準備ができる方
- 引越し日・開始時間などを融通が利く方
とても几帳面な方それに伴い色々とリクエストの多い方は敬遠されやすいです
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